この記事では、月経痛やフェムケアでたくさん悩んできたわたしが実践してきて、よかったと感じているフェムケアについて書いていきます。
月経痛・PMSに悩み続けた20代
女性に生まれたら、切っても切り離せないのが月経ですよね。
月経痛・PMSに悩み続けた20代
どれくらい酷かったかというと、日中は数時間で夜用のナプキンから溢れるほどの大量の経血。
鎮痛剤を飲んでも、子宮がよじれているような激痛。
イモムシのように身をよじってうめく姿を見かねた家族が救急車を呼ぶほどでした。
当時は生理休暇などもなかったですし、女性だけの職場で「生理はみんなあるものだから」と理解してもらえず。
少しでもしんどそうな顔をすると「体調管理も仕事のうち」と言われてしまう環境でした。
仕事にも支障がありますし、毎月やってくる月経期間を少しでも快適に過ごしたいと思うようになりました。
そこから、フェムケアを少しずつ取り込むようになりました。
・婦人科ケアを専門とする漢方医に、漢方を処方してもらう。
・冷えたカラダを温めるため、夏でも鉱石が練り込まれたヒートニット(ヒートテックの天然石Ver.?)を着て過ごす。
・夜は布ナプキンを使う。
・専用ウォッシュでデリケートゾーンを洗い、専用クリームでマッサージをする。
・女性ホルモンケアのハーブティーを飲む。
・プラセンタ、ケイ素、水素水などを摂る。
など、、、。
本当にさまざまなことを試してきました。
やってよかった月経ケア|ハーバルメディスン編
いろいろ取り組んできた中でも、特に体感があり、体質が変わっていくことを実感できたハーバルメディスンを紹介します。
月経に伴う痛みの緩和に
不調や痛みへのケアを知っておくことで、もしもの時への不安が大幅に減ったので、そういう意味でも出逢えてよかったと思っています。
月経前の落ち込み・イライラなどの気持ちの揺らぎに
PMS(月経前症候群)と呼ばれる月経前のホルモンバランスに影響を受ける症状の中でも、特に気持ちの揺らぎに効果のあったケアを紹介します。
月経前のイライラや焦り、憂鬱な気持ち|メリッサ
排卵日を境に切り替わる女性ホルモンのバランスにより、性格が変わったかのように気持ちの変化を感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時に頼もしいのがメリッサのハーブティーです。
メリッサは、別名レモンバームと言われ、爽やかな香りはお好きな方も多いのではないでしょうか。
メリッサには女性ホルモン様作用があるため、乱れたバランスを補ってくれることで、心身が安定しやすくなります。
わたしは、暖かいハーブティーで飲むのがお気に入りです。
【材料】
・メリッサ…2g
・お湯…200ml
【作り方】
・ティーポットにハーブを入れ、沸騰したお湯を注ぐ。
・蓋をして5〜10分ほど蒸らす。
深い不安感、絶望感、深い気分の落ち込み|セントジョーンズワート
楽しみにしていたスケジュールなのに、お出かけ直前に急に不安になる。
家を出られず1〜2時間の遅刻や当日キャンセルをするということが時々ありました。
そんな辛い気持ちを助けてくれたのが、お日様のハーブと呼ばれるセントジョーンズワートでした。わたしはチンキ剤を愛用しています。
ハーブティーでも摂ることができますが、気持ちが落ち込んでいる時は、お湯を沸かしてハーブを蒸らす時間と労力すら億劫になってしまいがち。
そんな時にありがたいのが、ハーブの抽出液であるチンキ剤です。
チンキ剤は、スポイトで適量を取ることができます。
また、お水にといても良いですが、直接飲むことができるので、わたしは舌下に垂らして摂取するのがお気に入りです。
※セントジョーンズワートは抗うつ作用があるため、抗うつ剤との併用はできません。
月経に伴うの痛みの緩和に
月経痛による痛みというと腹部の痛みを連想しますよね。
その他にも、膣がつる、頭痛、腰痛などを感じることもあるようです。
痛みが出そうだなと感じたときのハーバルメディスンを紹介します。
月経によるお腹の痛みに|ラベンダー&ゼラニウム
月経によるお腹の痛みは、子宮や骨盤周りの筋肉の収縮によるものです。
お腹が痛くなりそうと思ったら精油を使ったブレンドオイルでお腹をなでなでしています。
中でもお気に入りのブレンドが、ラベンダーとゼラニウムのブレンドオイルです。
【材料】
ゴールデンホホバオイル…10ml
真正ラベンダー…1滴
ゼラニウム…1滴
【作り方】
・材料を全て混ぜる
これでお腹をなでなでしながら深呼吸。
このブレンドオイルでお腹を撫でると、穏やかな気持ちになり、お腹の痛みもじんわりと和らいでいくのが感じられます。
月経に伴う腹痛や頭痛、膣つるとき|フィーバーフュー
耐え難い痛みへの恐怖から、鎮痛剤が手放せなかった経験があるのですが、ワラにもすがる思いで服用していた鎮痛剤でさえも、1日の目安を超えて飲んでも全然痛みが治らない。
そんな経験をしていたわたしも、今は鎮痛剤を飲むことはほとんどありません。
こんなにお薬を飲んで、大丈夫かな?
なんでお薬飲んでるのに、痛みが引かないのかな?
月経痛がひどくなるほど、鎮痛剤に頼るしかないことに、不安な気持ちは膨らむばかりでした。
フィーバーフューは古代ギリシャ時代から痛みの緩和剤として使用されてきたハーバルメディスン。
様々な痛みの原因である炎症や血流の停滞を改善してくれることで、痛みを緩和してくれる働きがあります。
また、子宮を刺激して緊張した筋肉を緩めてくれる作用があるので、膣がつることでの痛みにも有効です。
わたしは、暖かいハーブティーで飲んでいます。
他のハーブとブレンドすることが多いですが、今回は試しやすいようにシングルでの飲み方をシェアします。
【材料】
・フィーバーフュー…2g
・お湯…200ml
【作り方】
・ティーポットにハーブを入れ、沸騰したお湯を注ぐ。
・蓋をして5〜10分ほど蒸らす。
※キク科の植物なので、アレルギーがある方は服用できません。
※アスピリン・ワルファリンとの併用はできません。
今回は、月経に伴うツラいお悩みを癒してくれるハーバルメディスンを紹介しました。
植物療法は古代ヨーロッパ時代から長く受け継がれてきた、おばあちゃんの知恵のようなものだと思っています。
痛みを抑えるだけのお薬に頼ることに不安を感じ、体質を変えていくことに目を向けたときに出逢った植物のチカラと古くからの叡智。
ヨーロッパでは、お医者さんがハーブや精油を処方されるので、東洋の漢方と同じような立ち位置だそうです。
今、感じている不調や痛みは、カラダや心からのSOSだと思うので、その原因に目を向けて、きちんとSOSを受け止めてあげたいですね。